「おもろい研究」から「おもろい社会」を
私は2001年から、「おもろい社会」を実現すればみんなが幸せになれるという思いを込めて「おもろい研究」を提唱しています。これは、ひたすら科学技術レベルを高めて、生産性を向上させたり、省エネを推進したり、新しい薬を作ったりして社会に貢献することに対する疑念から生まれた考え方です。
このたび、大阪大学とNECが「NECブレイン・インスパイヤード・コンピューティング協働研究所」を立ち上げ脳型コンピューティング技術に関する共同研究を開始しました。将来のICTにはエネルギー効率に優れた新しいコンピューティング技術が求められていますが、これを解決するカギが脳の「ゆらぎ」にあると考えています。脳のふるまいを研究し、AI技術を進化させることによって「おもろい社会」を目指します。
NECブレイン・インスパイヤード・コンピューティング協働研究所 所長 柳田 敏雄
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